2011/05/03

箱の金型設計 第7回 基本的な仕様の確認その6~ゲートの位置、形状

箱の金型設計 第6回はコチラ





















すっかり更新があいてしまいましたが。。。
設計前の5項目の確認事項の最後の1つです。


● 設計前に確認したい5つの項目
1.製品の収縮率 S=5/1000(第1回より
2.製品の取り数 1個取(第2回より
3.製品の金型成立性
  3a.抜き勾配が欲しい 抜き勾配3°(第4回より
  3b.角にRが欲しい R付けOK(第5回より
4.使用する成形機 第6回より
5.ゲートの位置、形状 ←今回はココ


5.ゲートの位置、形状
ゲートというのは樹脂の入り口のことです。

金型を設計する際には、製品の
・ 何処に
・ どのような形状で
樹脂を入れるかを決める必要があります。

適切な形状、位置を設定しないと、
樹脂が製品全体に行きわたらなかったり(ショートショット)
変な位置に線が発生してしまったり(ウェルドライン)
といった不具合が生じてしまいます。

また、ゲートの形状には、
ダイレクトゲート、サイドゲート、ジャンプゲート、サブマリンゲートなどなど
色々な形があり、
その製品の用途に応じてゲート形状を決定します。

今回の製品には、ダイレクトゲートを採用します。
直接製品の真ん中にゲートを落としたいと思います。
(詳細はまた後日。。。)


(つづく)