設計前の5項目の確認事項について、まとめます。
1.製品の収縮率 S=5/1000(第1回より)
収縮率とは、体積の変化率のこと。
設計時には、収縮率を必ず考慮しなければならない。
ちなみに、樹脂の種類によって、その値は異なる。
2.製品の取り数 1個取(第2回より)
一つの金型で、同時にいくつの製品を成形するか。
金型の大きさに関係する。
3.製品の金型成立性 抜き勾配3°(第4回より)、R付けOK(第5回より)
金型で製品を取り出すために必要な修正を行う。
製品への、抜き勾配やR付け等。
4.使用する成形機 (第6回より)
成形機とは、金型から製品を取り出す機械。
使用する成形機によって、金型の寸法に制限が入る。
5.ゲートの位置、形状 ダイレクトゲート1点(第7回より)
製品のどこから樹脂を流し込むか。
以上を踏まえて、
次回より、ようやく具体的な設計にはいります。(つづく)
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