2011/06/28

箱の金型設計 第8回 基本的な仕様の確認まとめ

箱の金型設計 第7回はコチラ





















設計前の5項目の確認事項について、まとめます。



● 設計前に確認したい5つの項目
1.製品の収縮率 S=5/1000(第1回より
2.製品の取り数 1個取(第2回より
3.製品の金型成立性
  3a.抜き勾配が欲しい 抜き勾配3°(第4回より
  3b.角にRが欲しい R付けOK(第5回より
4.使用する成形機 第6回より
5.ゲートの位置、形状 ダイレクトゲート1点(第7回より


1.製品の収縮率 S=5/1000(第1回より
収縮率とは、体積の変化率のこと。
設計時には、収縮率を必ず考慮しなければならない。
ちなみに、樹脂の種類によって、その値は異なる。

2.製品の取り数 1個取(第2回より
一つの金型で、同時にいくつの製品を成形するか。
金型の大きさに関係する。

3.製品の金型成立性 抜き勾配3°(第4回より、R付けOK(第5回より
金型で製品を取り出すために必要な修正を行う。
製品への、抜き勾配やR付け等。

4.使用する成形機 第6回より
成形機とは、金型から製品を取り出す機械。
使用する成形機によって、金型の寸法に制限が入る。

5.ゲートの位置、形状 ダイレクトゲート1点(第7回より
製品のどこから樹脂を流し込むか。



以上を踏まえて、
次回より、ようやく具体的な設計にはいります。(つづく)


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