2011/03/22

箱の金型設計 第3回 基本的な仕様の確認その3~製品の金型成立性1

東北地方太平洋沖地震で被災された方へ
心よりお見舞い申し上げます。


箱の金型設計 第2回はコチラ



















設計前の5項目の確認事項の2つ目です。

● 設計前に確認したい5つの項目
1.製品の収縮率 S=5/1000(第1回より
2.製品の取り数 1個取(第2回より
3.製品の金型成立性←今回はココ
4.使用する成形機
5.ゲートの位置、形状




3.製品の金型成立性

客先から支給された製品データが、
そのまま金型データとして使用できることは
実は滅多にありません。

製品データを金型として成立するように
修正する必要があります。

今回のような比較的形状が単純な製品でも、
金型でのことを考慮して色々と
修正したいところが出てきます。


今回の箱の断面はこのようになります。

















いきなり結論を言ってしまいますと、
この製品に対して、修正を加えたいのは2点

3a.抜き勾配が欲しい
3b.角にRが欲しい

となります。
次回、各項目について説明したいと思います。


第4回につづく

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